ひとつの奇跡

23日のコンサートの2部の1曲め
私の首から首飾りがスルっと外れた。


私はその場で「ちょっと待ってください」と言って
首飾りをするために手を後ろに回した。


「あ・・・腕が上がらない」(笑)
ドレスで腕が上がらず、「これはいいや」と言って
首飾りを譜面台に置いた。


その時、「・・・らしい」と誰もが思ったでしょ!?
あとでその意味が深いことを
神様が気づかせてくれた。


私は、マザーテレサの話をした。
その中で、マザーテレサの言葉で
「願っても与えられないなら、
それは神が望んでいないと思いなさい。」と。


実は、その首飾りは重く、曲の途中で落ちたら
軽いキーボードの鍵盤を押していただろう。
私に恥をかかせることなく、
必要のない重いその首飾りを
私の首から外したのだ。


通常だったら、すぐに楽屋に戻って何事もなく戻るだろう。
でも、そこまでして着けなくても
「コンサート成功」には関係ない。

もし、願ったものが与えられなくても
「人生成功」には関係ないってことでしょう。


「私らしく生きる」それでいいんじゃないですか。
世界にひとりしかいない存在ですから。