珍道中

ただいま!!昨日、千葉に帰って参りました。
雨と寒さに歓迎されながら…。


LIVEのある前日(22日)、
とても天気がよくて、ポカポカして気持ちがいい中、
メールでLIVEハウスのマスターにメールしました。
「京都に着いています…」
すると、


「いい天気ですね。人徳かな…」と返信を頂きました。


確かに、その二日前そう風の強い日がありました。
昼過ぎまでいい天気で、
信じられないくらい珍しい突風が吹き荒れたその日。
「京都」に行く日として計画していました。


…なんと実は、その土曜日に家を出たのです。


夕方近くなり「雲行き」があやしくなり
案の定、千葉から東京の「アクアライン」バスが通行止め。
電車だと倍以上かかるので慌てて出発した。
遅れて来た京葉線も止まったり、ノロノロ


東京〜京都の予定していた「深夜バス」に無情にも
東京駅に時間には着いたものの、
バス停まで間に合わずキャンセル。
他の方法「新幹線」は「きょうは終了しました」と言われ
仕方なく、次の日の始発のチケットを母と二人分購入。
この際、母が迷子?!になるハプニングあり。
(お互いに構内放送を別々の所で頼んでいた)


「東京のホテルを探そう」と歩き出すと
旅行者らしき人が「一夜を駅で過ごそう」と
構内の道に場所を陣取っていた。
それはどう見ても「宿泊する場所がない」ということ。


とりあえず、ジッとできない。外に出た。


運がいいのか悪いのか
他の会社の高速バスを発見!
「受けつけ」に行き、キャンセル待ちのチケット、
それも、前から2列め、女性専用シートだった。
23時発の最後の2枚を手に入れた…22:55。


わずか5分の間で新幹線の切符をキャンセルするため、
みどりの窓口」を目指し、
母を「ここで待ってて」と荷物を置き、走った。
近くのゴミ捨てさえ車を使うのに、
こんなに本気で走るのは、高校の徒競争くらいかな。


工事中もあって迷路のような構内、
みどりの窓口」を見つけた。
そこには「23時まで」と掲示されていた。
2万8000円ほど返してもらい
「あと2分!!」
行ったり、来たり奔走している私をポカンと見ている母に
「急いで!」と叫んだ。


やっと発車寸前のバスに乗り込んだ。
ところが、どのくらい経っただろうか
ウトウトしているといきなり
ガ、ガーン!!と爆音が響いて
もの凄い風としぶきのような水が、バスの中に入って来た。


「ひぇ〜!!」
前にあるカーテンが逆巻いている隙間から
バッタンバッタン
高速走行中にバスのドアが壊れたことがわかった。
そのままスピードを少し落とすと
路肩に寄り「バス乗り場」のあるところまで走らせた。
「バス乗り場」で止めると運転手さんの
力まかせの「うっ」「えいっ」という掛け声が聞こえ、
な、なんと少し閉まりきれていないが、発進させた。


ドアが走行中飛ばないように祈りながら目を閉じた。
いつのまにか朝を迎えていた。
そして、稲妻と大雨の音で目が覚めた。


「いったい何だろう???」母と顔を合わせたその時、
スポットライトのように
「稲光」で二人の悲惨な表情が映し出された。
もう、笑うしかない、
声をころしながら、大笑いした。


いったい日ごろの行いは…
「人徳」はどこへやら。