こだわり

「お金をかけたのだから、その分『元』をとらないと…」
その考え方も間違ってないかもしれないが
駆け引きばかりにこだわると何もできない。


こだわる場所は
人に「いい状態」で聴いていただきたい…かな。


昨年「キララホール」で「仕込み」の時間帯を増やしたり
照明にお金をかけたりで、正直、
プラスの部分をかなり使ってしまった。
たった3曲キーボードを入れる為、レンタカーを借りて、
人手もかけて…。


でも、「お金をかけて、本当によかった」と思う。
自分にできるBESTのことができたと思う。


「ピアノ弾き語り」の場合、
アップライト(箱型)のピアノは、かなり致命的。
壁におかれ、背中で歌う。
表情も見えない上に、声が生なら、なお壁に吸いこまれる。
背中に肉ついているって言っても
前向いている訳じゃないですから。(胸じゃない!!)
その場合、正面を向いてアカペラで歌う形に。
(手話もとりいれたりして)


演奏して「ナンボ」というより
聴いて頂いて「ナンボ」の世界ですから。


「喜べる」ことに「感動」に人はお金を払うのではないですか?
「元手」にお金を払う訳ではないと思うのですが。
だから、いかに「元手」をかけず、
そして価値ある「元手」をかけて
よりよいパフォーマンスをするか…。


そうそう、教える基準も
「元手」でお金もらう訳じゃない。
「技術」を買ってもらう訳ですから。


でも、なんと言っても「導き」
「出会い」をどうするかが大切かも…です。