練習時間

「練習は何時間しているの?」とよく聞かれる。
物も体も「消耗」するものだから必要最小限の練習をする
…これが私の考え。
練習が「感動」のバロメーターにはならないと思ってますので。
かと言って、ナメている訳ではないです。
私の心がひとつになるように、
その日までに祈りながら、徐々に整えていく。


発声のコントロールができるまでは
絶対「練習」なしにできるはずがないけれど
毎日準備体操のように
8時間だの、10時間など練習する必要があるのだろうか。
「賞」を取るためなら、8時間でも足りないかもしれないが。
そういう意味でのレースから外れている。


私に必要なのは「発声しないと歌えない」という状況を
つくらないことであり、
称賛を受けることを考えるより、
今はただ、お越し頂いた方の心を第一優先にしている。


そう、名もない和菓子職人のようなもの。
アンコを入れるのか、入れないのか
毎回、中身が違ったら「商品」にはならないから。
でも、季節によって入れるものを変えるというアレンジもありで…。


つまり、高音だけでなく、低音だけでなく
マイクを入れたり、生で歌ったり、手話を入れたり、
ピアノのソロ入れたり…。
いろいろな歌い方をするスタイルが決まった。
曲もゴスペル1色でなく、J-POPSやPOPSも入れ、
季節を取り入れる選曲もする。
それが「本多馨子」という商品。
あとは、心を込めるだけ。


「もうこれでいい」とか「努力は必要ない」と言う意味じゃない。
とりあえず、「スタイルが決まった」という話しです!!