ケセラセラ
きのう、今度出すCDのジャケットの写真を録りに行った。
家から持っていった、いろいろな洋服を着て。
「ほんとに、普通の格好ではないですね」
そうですか…。
「普通の格好」がこれほど似合わない人は
いないんじゃないかと思えるほどなので
「本多さんだから似合う」という格好になる。
でも、正直、スーツが似合う人を見て
反対に「いいなぁ〜」なんて思う訳で。
「個性」というのは、自然体で出てくるものだと思う。
まぁ、取り繕うことができない私にとって
「楽な生き方」かもしれない。
「自分に甘い」とも言われるから
長所であり、欠点かもしれない。
一休さんの「ひとやすみ、ひとやすみ」
「3歩下がって2歩進む〜♪」…それじゃ、先進んでないぞって。
そういえば、昔、いい標語あった。
「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」
なるようになる。「ケセラセラ」。
87キロあった時、
さすがに、今より「のんびり」で、病院での検診の時、
「なんか最近、ゆっくりしか動けなくて…。
いつもダルイし、大丈夫でしょうか」
その時の主治医がおもむろに答えられた。
「え〜、チーターとゾウを比べてください。
チーターは機敏ですが、ゾウは動作がゆっくりでしょう。
動物の性格的なこともありますが
巨体を動かすのですから、動作が鈍くても仕方ないわけで。
ですから、そのことは病気とは関係ありません。」
「よかった!」
でも、家に帰って、よくよく考えたら
私は「ゾウかい?」「巨体かい?」っていう話し。
太っているから、のんびりなのか、
のんびりだから太るのか…。