お久しぶりです!!

さて、お久しぶりです。
7月1〜2日にかけてレコーディングする予定でしたが
今は、私情によって遅れています。
ジャケットのデザインは進んでおりますが。


今回、ある試練を通して
いろいろなことを学べるチャンスとなりました。
まぁ、余計な心配や、情けをかけて欲しくないので
詳細は、お話しできませんが。


ただ…
「歌う者」にとって歌わない、歌えない…ということは
いかに「致命的」であり、
「死活問題」であることを身を持って体験しました。


先日、主人の親戚の納骨式があった。
参列する親戚に交じって、手話で話している
見慣れない方がおられた。
私は近寄って、「手話でお話、なぜ?」と手話で聞くと
彼女は目を丸くして「手話ができる?」
そして、彼女は親戚ではなく、
・義姉の近所に住んでいる友達であること
・ガンで何回も喉を切って、聞こえるが
 話しができないこと
・ご主人を去年亡くされ、その時、義姉が親身になって
 助けてくれたこと
…がわかった。


その中で、ご主人を亡くされたことがショックなようで
何度も「自分が先に死ぬと思った。」と言われ、
朝すでに亡くなっていたが、気付かず、
夕方になって冷たくなっている姿に今も
ご自分を責めているようにも感じた。


帰りに一緒に食事をした時、
彼女は手に筒のようなものをバックから出した。
私は目の前にある食べ物に集中していると
いきなり、宇宙人の声?!
「われわれのように喋れない者は、こういう物を使ってしゃべるのだ」
一瞬、その場が凍った。
彼女にすべての注目が集まった。
「このように皆に見られるのがイヤだから閉まって置いた」
最後まで閉まっておけなかったのだろう。
私が食べ終わるまで、気をつかってくれて
喉元に充てた、その不思議な機械で人と話しをしていた。


「声が出ること」は、当たり前でない。
「コミュニケーション」とれることも。
人をトカク特別な目で見てしまうことがあるが
好き好んで、「宇宙人」の声を出している訳ではない。
好き好んで、「ハンディ・キャップ」を持っている訳じゃない。


つくづく「当たり前の恵み」に気付かされ、
ひとつひとつの恵みに心から感謝している。