AC CM

CMの自粛の中、ひっきりになしに流れるACのCM。
苦情も殺到しているらしいが
「良い」と言われるものは
「悪い」という評判を得てしまうのは世の常かもしれません。


たまにテレビを見る私でさえ
確かに「しつこい」と感じますが
それは一度見て印象に残るからだと思うのです。


<「心」は見えないが「心づかい」は見える。
        「思い」は見えないが「思いやり」は見える。>
この言葉は「なるほど」と感心してしまう。


「見えないもの」は「無いもの」とは違う。
見えないものが積み重なって見えるものになる。
そう、種を埋めて土をかぶせたようなもの。
なんら見た目は変わらないけど必ず、現れてくる。


「祈り」これほど見えないけど
力があることはないかもしれない。
必ず、結果となって現れる。


母がずーっと亭主関白な父に願っていたことがあった。
「手をつないで歩きたい」

女は3歩下がって…みたいな固い昔風の人間で。
デパートに行って
サッサと父が行ってしまい、母と弟と3人でいつも
追いかけるようについて行った。
お陰で「迷子」にはならなかったが
「迷い人」で父を呼びださなくてはならないほどだった。


そんな父が昇天する2年くらい前から
体を壊して「透析」までして。
母といつも手をつないで歩くようになった。
そんな光景をほほえましいと思ったし嬉しかった。

母が言った。
「神様は素晴らしいね〜。ぜ〜んぶ祈りを聞いてくれた」


それは、酒を呑むこともなくなり
部屋中ヤニだらけになるまで吸っていたタバコもやめ
(吸い方を忘れてしまったようで
タバコをナイショで買ったものの火もつけず咥えていた。)


「ありがとう」の言葉をたくさんたくさん
そう、今まで溜めこんでいたように言って
天国に逝った…もう5年になるのかな。


きょう、
歌う機会があって歌い終わったら
暖かい拍手の中で
「どこの人かしら。ナニジン?」…。
紛れもない日本人です!!
(*1曲だけでしたし、それも英語だったので、
決して風貌で言われたのではないことを付け加えます…。)


地震によって、なお思いました。
「被災地が、日本が復興(リバイバル)してほしい」と。
「日本大好き!」
微力ながら祈ります!!