安全圏か挑戦か

オリンピックでいつも感じるのは
「銀」と「銅」の隔たりだ。


「銀」なのに、苦々しい表情。
それは、あと一歩で「世界一」になれたのに…という悔しい思い。
まぁ、1位と2位に格差があればそういうことも
ないでしょうけど。


「銅」をとって清々しい表情。
色は何色でも、表彰台に立てたという気持ちでしょう。


キムヨナのコーチは、コーチ自身が
「金」取れるはずがミスのため、
安全圏を狙った選手に「金」をとられ
その悔しい思いを生かし、トレーニングしていると聞いた。


ところで、フィギアスケートの郄橋大輔選手。
3位おめでとうございます!!
でも、精一杯やって転んだとしても
メダルの色に拘らず、
国旗掲揚で涙していた高橋選手…ほんとに、ご立派です。
最初、4回転で転んでしまった時、
きっと日本中が「あ”〜!」と叫んだでしょうね。
「金」をとった選手が4回転飛ばず
完璧な演技をしたとなると高橋選手の
4回転をミスらなければ…、いえ、
4回転せずに完璧に滑ったら…「金だったかも!?」


「人生」の賭けのような選択を垣間見た気がしました。
さて、安全圏を行くのか
失敗を恐れず挑戦するのか
…どちらにしても後悔ない選択ができればベストですね。