「人生のやり直し」

昨日、あるテレビ番組で
「前科7犯」から牧師の転身の放映があった。
自殺者が後を絶たない日本。
もし、「人生やりなおし」できることを知ったら
何人の人が思い止(とど)まるだろうか。


他人には理解できない苦しみがあって
その「逃げ」の方法のひとつとして
「自殺」を考えているなら
周りに苦しみと悲しみを与え
それは真の解決にならない。


以前「余命一カ月の花嫁」のドキュメントを見て
最高に感動したシーンが忘れられない。
千恵さんの彼がビデオを回す、「千恵、今、何してる?」
そして、なんとも愛らしい表情で
「今…今、私、生きてる」
わずか24歳。


この世に生きたくても生きれない人がいる。
そういう人から見たら、
「自分の命を絶つ」ことがきっと許せないだろう。
「だったら、私にその命ちょうだい」って。


もと前科7犯の牧師の言葉
「本当にやり直せるか…自分はこれからの人生を
エスに賭けてみる」
今は「バー」を改造して教会になっているらしい。


過去など、どんなに努力しても
変えることができないことはたくさんある。
状況が変えられなくても
「マイナス」を「プラス」の生き方に
未来を歩むことができる。
あのヘレン・ケラーのように。
なぜなら、私たちは「生きている」のではなく
「生かされて」いるのだから。