「心臓に毛が生えたのは、なぜ?」

初めに、どのくらい小心者だったか…。


学生時代、わかっていても挙手できず
誰かが指名されると手を挙げる。
ピアノの発表会が近づいてくると失敗する夢を見てうなされ、
「逃げ道はないか」と思い悩み、当日を迎える…それがパターン。


当日は当日で「ここにきて、止まっちゃうんじゃないか」
「指が動かなくなるんじゃないか」
ピアノの前に座り、手に持っていたハンカチを
ピアノの鍵盤の横に置こうとするが
手が震えて、なかなか置けない。
椅子に座ってペダルに足を置くとカタカタ鳴って
初めは何の音かわからなかった。


高校の合唱祭で安定剤を飲んでも手が震え痺れて
全部飲もうとして騒動を起こす。
その前の年、前奏を早く弾き過ぎて
3拍子を振っていた指揮の男子が
△書ききれず、○になり私のセイで大爆笑だったから。
3年間クラス替えがなかったし、
ピアノの伴奏も難しくなる、ピアノを続けている人が減る。
必然的に私が伴奏者になり、
羨望のまなざしの中、「恐怖の祭り」が毎年行われた。


その私が、今!!
「あがる」どころか毛が生えて三つ網し、
「その落ち着き」と評価されるようになったのは
まさに私が「なんの為に生まれてきたのか」
わかったからに他ならない。


正直、神を賛美することで
いやがらせや、いろんな試練があった。
怖くて、「どこどこで、いついつやります」と言えず
神出鬼没にしていた時期もあった。


しかし、その試練は私が「ピンク」であることを知らせるためで、
余計なものを洗い流す為であったのです。


「神を賛美する」ために生まれたなら
そう神様が創ったのなら
たとえどんなであっても歌わせてくれるだろう。
もし、命を落とすことがあっても、場所は「天国」になっただけで
賛美することは永遠に変わらない。


しかし今、思い出しても笑えるくらい「あがり症」「心配性」だった。
だから「偉くなれない」気持ちがいつもある。
感謝!感謝!