母親/母の日

私の母と私は「正反対」…「反面教師」と言ってもいいかもしれない。
母は先日もブログで書いたが
「ニコニコして嫌味が言える」タイプ。
私はそれができないどころか
その「嫌味」がわからず、「それ、どういう意味?」と
母にいつも説明を求める始末。


電話を母にすると、「もしもし〜♪」
普段の1オクターブくらい高い「だ、誰!?」っていうくらい
…まるで30代の声の高さ。
私とわかると
「あんたか…」いきなり、いつもの高さの声に戻る。
何なんだ!?
私の音域の広さは母譲りって!?
違います!!


そういうのがあると、さっそく「反面教師」、
逆らうように私は、低い声で「もしもし」と出る。
すかさず、
「そんなドスの効いた声で、歌う人らしくしなさい!!」と叱咤される。
とにかく「…らしく」とか「体裁」を重んじる。
そんな体裁ばかり気にする母に、反抗的な気持ちがあったが、
最近、受け入れることができるようになった。


特に母の凄いな…と感じることは
「辛いことに逃げない」強さがありますね。
以前、私と出かける約束(買い物)があった時
大雨が降ろうが、台風が来ようが「行く」と言ったら行く。
「そこまでして行く用事か?」と思うが
そこまで行く用事がある、ない、関係ない。


母のおっちょこちょいと父の短気を受け継いでいる私。
もっと良いところが似ればよかった…。
(長所は、弟に持って行かれたカンジ)


今、父の姉にあたる90を超える伯母と共に暮らしている。
好きな「着つけ」の仕事も綺麗さっぱり止め、
その介護に追われることを「人生」として選び
毎日、「本当に感謝だわ」と楽しそうに過ごしている母に
「親孝行しなければ」と当然思う。
「左うちわ」までは期待しないでほしいですが…。


最近、母の良さがわかればわかるほど
「母のように生きれるだろうか」と思う。