「記憶」

得意、不得意が人にはある。
「あの人は何でもできる」と思っていても
みんなができる意外なことができなかったり。
「障害」って、すぐ見てわかることもあるけど
誰でも持っているかもしれない。


ちなみに私は、苦手な部分や、
たくさんの不得意も持っておりますが、
ひとつ得意とも、不得意とも言えないものがあります。
それは…「記憶力」が変わっているのです。


覚えなければならないことは覚えられない。
楽譜とか、人の名前とか、大切なこと。
なので毎日、なにかしら探し物をしています。
そして一番、苦労するのが「へそくり」の場所。
たまに場所を変えるので…。


そして、「くだらない」ことや
「忘れなければいけない」ことを記憶してしまう。
たとえば、スーパーで籠に入れたものすべての値段を
レジのところまで記憶できる。
「あれ?さっき278円って書いてあった」
298円でレジで読み取った値段が違うことがわかってしまう。
正直、2円くらい…問題にならないような、どうでもいい話し。


また「忘れなければいけない」ことで一番苦労するのが
「許したこと」を根に持っていること。
これは、塗り替えられるので、記憶の中には
ひとつ分のキャパしかないのが、救いですが。


「絶対忘れる!」と思うと、脳に深く刻み込まれ、
「覚えるぞ!」と思うと覚えている先から忘れていく。
そこで、「譜面をおぼえなくていい」と思うようにした。
…しかし、未だに覚えられない。
脳のどこかに、見抜かれているのか。
いや、どちらにしても前向きに取り組まなければ…
「障害」のせいにはできないから。