リセット

きょうから新しい月が始まる。
新たなる気持ちできょうからまたスタート!!


テレビを母と主人と見ていた。
私「わあ〜あの人歳とっちゃったね!」
母「ほんと、一見誰だかわからなかった」
主人「…ということは、みんな歳とったってことだろ」


そう、人を見て、自分を棚に上げて
「自分だけは歳をとらない」と思っているような発言。


誰もが、歳をとり、
誰もが「死」を迎える。


あるご年配の方とお会いした。
私と出会った時…先日
その過去の栄光の写真を拝見して
その方が音楽家として若い時ご活躍されたことを知った。
片隅の家具もすべて、昔の「栄光」が見え
机に雑然と置かれた「聖書」があった。


その方は「昔はなにも考えなかった。
毎日が忙しかったが、今思うと最高に楽しかった。」
その言葉の裏に
今の、現実の世界の厳しさを受け留めきれないような
「憂い」が漂っていた。


私は自分の「最期の時」を思った。
最高の人生だったと言えるだろうか。
自分が生まれて来たことを喜んで感謝できるか。
もし、どんなに栄華を極めても
あのソロモン王のように
「すべては空(くう)」
「人生はなんて空しいんだろう」となるなら
なんとも淋しい。


聖書に
「栄華を極めたソロモンでさえ、
この花ほど着飾ってはいなかった」


そうだ、「花」になればいい。
ただ神が与えられた実を結び、花を咲かせ
「時」が来て静かに逆らうことなく散って行く。


「与えられた使命を果たす」
これ以上の生き方はないんだ!
そんなことを思い
心をリセットした「きょう」でした。