マイナスをプラスに

ある意味、
いろいろな類似したものが出るということは
より、やっていることが明確になり
違いがハッキリする。


例えば、
香りが「強烈なミント」です…と紹介しても
「強烈」が漠然としている。
でも、違う香り…例えば「やさしい香り」が出れば
いかに、それが「強烈」か理解できる訳で。
そして反対に
もし「やさしい香り」であるなら、
「強烈なミント」によって
その香りもよりわかるでしょう。


ところで
先日とても興味深いドキュメンタリーを
テレビで放映していて、途中からだったが
のめり込んで最後まで見入ってしまった。


ある若い母に女の子が授かった。
前半を見てなかったので、
どういう理由かわからないが
その赤ちゃんは
「食物アレルギー」を持って生まれた。
ママは自分のセイ(?!)と
自身を責めて、誰にも相談できず
悩み、苦しんでいた。


何にアレルギー反応を起こすか
一つづつ試してみないとわからない。
まるで赤ちゃんは実験台のようだった。
その時の赤ちゃんの写真は
あまりにも痛々しく
顔をそむけたくなるくらいだった。


ある日、ダンナさんが
「自分を責めるのを止めて
『母親』としてできることをすれば」とアドバイスする。
毎日、献立を考え、喜んで害なく食べれると
同じ苦しみを持つ方々へとレシピと写真を
ブログにアップするようになり、反響となる。


それが出版社の目にとまり、
あちらこちらの本に出るようになり
「もっと今度は栄養のことなど深く知りたい」
と思うようになり、短大を出て栄養士の免許を習得する。


自分の本まで出版し、
いろいろなところで活躍する、その方の言葉は
確かこんな言葉で締めくくられていた。


「もし、娘がアレルギーを持っていなかったら、
違う人生だったと思う。献立も違うし…
こういう献立を作らなかったでしょう。
いえ、間違いなく今の自分はいない。」


人生は何を積み重ねたか…なんですね。
まわりの輝いておられる方は
確かに、
人生を真っすぐに生きてこられた方ばかりです。


真っすぐだからこそ
壁にぶち当たることも多い訳ですね。