公平

今、母は「老老介護」をしている。
96歳のオバの面倒もさることながら、
自分の生き甲斐として
「ボケ」ていられないようだ。


しかし、母の周りには
同年代の方々と交流があり、
同じ話しを何回してもOK。
以前に会話を聞いていたら、
相槌を打ちながらも
自分の話したいことを話す…
お互い全く違う話しで
会話が成り立っておりました。


「神がいるなら、人は不公平だ」
と言われる方がおられますが、
はたして、そうでしょうか。。。
「老いる」「死ぬ」ことが
全く例外がないのです。


どんなに富んでいても、
どんなに美しくても
必ず朽ちていく摂理を思う時
神様の「公平さ」に
感動さえ、おぼえます。


比べることも
争うことも
妬むことも
誇ることも
…必要ないことに気づく為の
「老い」であり、「死」なのかもしれません。